ファスティングは、①悪玉タンパク、②活性酸素、⑨脂肪の分解でガンは自殺します

第3章 断食でガンも治る!- 鶴見式「酵素断食」の衝撃
ファスティングは、①悪玉タンパク、②活性酸素、⑨脂肪の分解でガンは自殺します
遂に「ガンを治す」レベルに到達
「断食でガンも治ります!」開口一番、鶴見隆史先生(鶴見クリニック院長)は、力強く断言しました。ガン消滅に驚異的な威力を発揮する。それが「酵素断食」だったのです。多くの患者さんたちに、めざましい効果を上げているのが鶴見隆史医師です。彼は酵素療法に関して日本屈指のパイオニア。「酵素断食」とは、一言でいえば〝生命の素″である酵素を十分に補給しながら行なう断食のことです。その草分けである鶴見医師は、ついに「断食でガンを治す」 レベルに到達したのです。以下は鶴見医師へのインタビューです。
悪いタンパクがガンの餌を増やす
本当にガンが断食で治るのでしょうか。
鶴見「断食でガンは治ります。しかし、サプリメントも使います。ライフスタイルも変える。いろんなことをやります。ただ基本的に断食というのは絶対不可欠です。それは、まずガンの”エサ”は、グルコース (ブドウ糖)以外ないということです。ただ、わかってきたことがあります。それはグルコースを繁殖させる材料に、ものすごい悪いタンパクが関与していることがわかっています」

”悪いタンパク”? それは、初耳です。
鶴見「それは〝CDC6″というタンパクです。これが、どうも〝介添人″ になって、ブドウ糖がバーツと出る。すると、ガンは無限大に繁殖する。このタンパクをカットするだけで、ブドウ糖はほとんど出てこなくなる」
断食が悪玉タンパクをカットするということですね。

低血流⇨低酸素⇨活性酸素⇨ガンの餌

鶴見「あと一つ。悪いのは、やっぱり活性酸素(フリーラジカル)です。『酸化』というのがなぜいけないのか? 活性酸素が血管の『微小循環』を破壊する特徴を持っているからです」
微小循環とは?
鶴見「要するに血管の93%は毛細血管です。太い血管の『大循環』はせいぜい7%にすぎません。毛細血管の直径も平均4ミクロンという細さ。そこを酸素を運ぶ7・5ミクロンの赤血球が折りたたまれて通過していきます。非常に酸素の多い場所にはガンは出ないのです」
低血流、低酸素がガン発生の原因ですね。
鶴見「つまり『微小循環』の多い組織は、酸素も多いのでガンは出ない。発ガンには、そんな特徴があります。1931年、ワールブルク博士がノーベル賞を受賞した理論です。(この酸素とガンの関係を)医学界では『ワールブルク効果』といいます」
低酸素の細胞は酸素ではなく糖分解でエネルギーを得ますね。
鶴見「嫌気性解糖系(エネルギー)は有名です。ところが『微小循環』血流が悪くなって低酸素状態になったところに活性酸素は無限に出てきます。活性酸素が無限に出てきて(細胞)殺我を無限に繰り返す。それ(炎症)によって、血管がズタズタに破壊されて出血をする。その血の中にブドウ糖が入っている。それでガン細胞は大喜びでエサにしてでかくなる」
活性酸素がガンのクエサ″を大量供給する。発ガン・ミステリーが解けましたね。
鶴見「そうです。これは、まちがいない事実です。それは、まず『微小循環』の悪いところに酸化が起こり、クエサ″が供与される。それでガンはますます細胞分裂して増大する」
㊥赤血球や脂肪分解で毒素が排毒される
ものすごく、わかりやすい。それを断つのは酵素断食ですか?
鶴見「ハイ。断食をすると、ここらが全部収まってくるんですね。ようするに『微小循環』の悪いのは血液の″ルロー″(連銭形成)と言います。これは赤血球同士がくっついた状態にあります。断食でこの″ルロー″がほどけてきます。すると断食とともに毒素は全部、腸になだれこむのです。もちろん、水を飲んでの断食です。すると赤血球の連銭形成がバラバラにバラけて、毒素が腸内に放出される。本当の断食とは水と塩だけでやるんですね。水と塩さえあれば一応、理論的には3カ月半は大丈夫です」
すごい。そんなに生きられるとは。

鶴見「断食で、その赤血球のくっついたのが全部ほどけバラけて、毒物は全部、小便か回腸に降りて宿便になって排泄されます。後は、脂肪がエネルギー源になって分解される。これがケトン体になります。エネルギーでどんどん脂肪細胞が減ります。だから細胞自体が小さくなっていきます。小さくなるというより正常化していくのです。今まで、無尽蔵に膨れてきた脂肪細胞が取れてきます。そして、それはどこに行くのか? まず大静脈に入り、肝静脈に、そして回腸に入って『便』となって出て行くのです」
なるほど、最後はデトックスですね。
㊥活性酸素を除去する養分の補給も
鶴見「一日、約1兆個の細胞がつぶれていきます。それは1秒間で約1000万個の崩壊ですね。そして、つぶれた細胞が全部『ウンチ』になって出て行く。どんどん断食によって、毒素細胞はつぶれて出ていきます。そのときに、良いものだけ摂っていればよい。断食といっても少しだけ、ジュースとか、おろしたもの。それを摂ると良い細胞ができてくれます。活性酸素をとる物質がスカベンジャーです。その活性酸素を掃除する物質を摂りながら、余り食べないでいると、最後にガンはアポトーシス(自殺)します」
そして、体の外に追い出される。
鶴見「そうです。ガン細胞は生きている気力もなくなって、ドンドン死んでいく。だから、かんたんにいえば、スカベンジャーで塗り固めてやれば、ガンはク固まり〟になって石灰化する。あるいは『便』になって出るか、小便で排泄される。この二通りで消えていく」
まさに鶴見理論。じつに明快でわかりやい。
鶴見「だから、まず断食ありき! この(ガン消滅)メカニズムはわたしのたどりついた理論です」

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