こんにちは。そしてこんばんは。
martha-marsの森永理士です。
前回は、についてお話ししましたが、今回は、
「机の上と押し入れを見れば、今の心理状態がわかる」って話。
現在だれもが恩恵を受けている
インターネットの基本概念と基幹ソフトが、
たったひとりの男 によって作り出された事実をご存じですか?
その人物の名は、リチャード・ストールマン。
彼は、当初ペンタゴンから極秘の依頼を受けて、
まったく新しい情報のやりとりの方法を模索していました。
世界中に、まるでクモの巣のようにはりめぐらせた
情報の網によって、いつでもどこでも誰でも、
情報を出し入れできる魔法のような仕組みが
できないものだろうかと、日々アイディアを練っていた。
そして、とうとう、
ワールド ワイド ウェブ (WWW) という インターネットの
基本システムと基幹ソフトウェアを作り上げたのです!
(※WWWはWorld Wide Web(ワールド・ワイド・ウェブ)の略称です。
まさに 世界規模の巨大クモの巣 ですね)
このとき 彼は、驚くべきことに、
「 ソフトウェアは、本来フリーであるべきだ。
自分は、いっさいの著作権を手放すので、
みんなで一緒により良いものに改良していこう!」
と
あろうことか、自分が開発したプログラムを
世界中に公開したのです。
しかも 無償で!!
普通なら
マイクロソフトのビル・ゲイツのように
「コピーライト」に固執したり、
著作権を強く主張したりするのに対し、
リチャードは、その反対の概念である コピーレフト という
考え方をもちだしたのです。
※右と左 という 意味の ライト・レフト、だけでなく
手放す という意味のleaveの過去分詞形left
にも意味をかけているわけです。
これによって、ワールドワイドに世界中の研究者たちから、
どんどんいいアイディアが、彼のもとへ寄せられました。
さらに、彼のビジョンに共鳴したプログラマーや
エンジニアたちが、
「 リチャード、 ここの部分は、
こんなふうにしたほうがもっと使いやすいんじゃないかな」
「こっちのバグは、きれいに取っておいたよ リチャード」
・・・・・・・・・・
このようにして、つぎつぎと加速度的に
インターネットは実用的ないいものに仕上がっていきました。
彼は、自分の作り上げたアイディアやシステムの権利を
あっさりと手放したことで、ソフト業界で大きな評価を手に入れ、
歴史に名を刻む大きな名誉を得ることができたのです。
さらに世界中の研究団体から、
潤沢な開発資金も調達することができました。
「手放す」と、よりいい、
新しいモノが「入ってくる」ということです。
手放すことで、新しいステージに移っていくのです。
「これだけはどうしてもゆずれない!」と握りしめていると、
新しいモノをつかむことはできません。
両手いっぱいに砂利を握った人が、
「でも、あの果物も欲しいんだ~っ!」
と叫んでも、
果物をつかみたかったら、まずは、手の中の砂利を
捨てなくてはならないのです。
もし、あなたの人生に変化がないとすれば、
それは何かを握りしめているからかもしれません。
「現状が打開されない!」と嘆く前に、
「自分が手放せずに握りしめているものはないか?」と、
心静かに自問自答して見る必要があります。
握っているモノを手放さない限りは、
新しいモノは入ってこないのです。
過去にあった出来事と感情を手放せずに、
過去に生きている人もいます。
未来にあるかもしれない出来事と感情を
手放すことができずに、未来に生きている人もいます。
どちらのタイプの人も「手放す」ことによって、
「今を生きる」ことができるのです。
◎モノを捨てれば、感情も手放せる!
感情を手放す、もっともいい近道は、
モノを手放すことです。
私たちは、感情を手放そうとすればするほど、
握りしめてしまうものなのです。
たとえば、
「嫉妬しちゃいけない、嫉妬しちゃいけない」
って、思えば思うほど、
「やっぱり、くやし~!!」
「あんなヤツ、不幸なればいいんだ~っ」
って、感情のスパイラルに入っていくものです。
だから、ムリして感情を手放そうとしなくてもいいんです。
それよりも、モノを捨てればいいのです。
負の感情のスパイラルに入ってしまうときは、
だいたいモノがあふれているはずです。
なぜなら、モノがあふれているのは、
満たされない感情の反映だからです。
よく言うじゃないですか。
「机の上と押し入れを見れば、今の心理状態がわかる」って
モノを捨てることによって、
感情も手放せます。
逆に言うと、モノを手放せなければ、
感情も手放せないということです。
「いや~、どれも捨てられないです。
この部屋にあるモノは、どれを捨てていいか
取捨選択できません!!」
そんな精神状態では、感情を手放すなんて、
高度なことはできません。
世は断捨離ブームですが、モノを減らして身の回りを
シンプルにすると、感情もシンプルになってきます。
そうすれば、あなたの人生に、よりいい、
新しいモノがラクラク入ってきます。
第15条 【 手放せば、入ってくる 】 まとめ
あなたの目の前に、リチャードがいたら、
こう呟くにちがいない。
「自分がなかなか変われないと嘆く前に、
握りしめて手放せないでいる何かがあるんじゃないだろうか?」
本日は以上になります。最後まで読んで、聞いていただきありがとうございました。
今日もなんとなくイイ気分で~~幸福が猛進します。
では、また!(^^)!
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