ほとんどの人は、過去か未来に生きています。
「今」を生きていないということです。
「くそ~っ。あの出来事さえなければ・・・・・・・」
「くやし~!あいつだけは、ゼッタイに許せない!!」
「過去」に生きている人は、「過去」の出来事と感情を
手放すことが出来ません。
「今」という瞬間を否定して、「未来」に生きている人もいます。
「今は、しょぼいけど、5年後を見ていてください。
きっと・・・・・・」
このタイプは、いつもなんだかイライラして、
「時間がない」が口グセです。
「現在」が「未来」を作っていくのに、
その「現在」を不足感と欠乏感で充満させながら生活していたら、
いったいどんな「未来」がやってくるでしょうか?
大事なのは、
「今」というこの瞬間を
生きることです。
美味しいお茶をいただいたら、
のどを流れていくお茶の香りとその余韻を味わう。
お茶を飲みながら、
心は「あのメールの返信をしなきゃ」というのはNGです。
さらに、私たちは、「ココ」にしかいません。
「もしアフリカの草原にいたら」
「パリの街角に立っていたら」
と、ため息をついても、
自分は、
今 現在 存在している 「ココ」 という場所にしか
いないのです。
「ココ」での自分を味わい尽くすことです。
そして、私たちは、
自分という 「わたし」 の人生しか生きることができません。
「もしも大富豪の家に生まれていたなら」
「両親がハリウッドの大スターだったら」
と あれこれ自分以外の人間になろうとしても、
それは意味のないこと。
「わたし」は「わたし」、
「わたし」でいいのです。
「今・ココ・わたし」は、
禅の考え方で言う「究極の悟りの境地」の状態。
ひとりでまったりとお茶しているときなどに、
そっと声にだしてみることをおすすめします。
ふわっとこころが軽くなって、
本当の自分とつながった気がするはずです。
それはまさに、宇宙のへその緒と自分が
つながったということなのです。
第7条 【 今、ココ、わたし 】 まとめ
生き方のお手本があるとしたなら、
それを表現した究極のフレーズが
「今・ココ・わたし」
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