ファスティングの登竜門にあたる「三日断食」は、本格断食の入り口にすぎない

三日断食は、本格断食の入り口にすぎない
㊥脂肪から出て来る病原菌、〝脂肪毒″
 三日断食で病気が7割ほど治るか?この点について鶴見医師は否定的です。
「はっきり言うと、いまいち弱い。3日で治ることはないでしょうね。良くはなりますが。まだ改善途中ですね」
まず脂肪の中に病原菌が潜むというから驚きます。断食で脂肪が分解されると、潜んでいた病原菌が”脂肪毒”として排泄されるわけです。それがさまざまな症状を引き起こします。いわゆる断食の好転反応と呼ばれる症状です。 さらに、脂肪細胞からさまざまな物質が分泌されています。代表的なのがアデイポ・サイトカインという活性物質です。これは脂肪由来のホルモン様物質。断食すると、それらが脂肪細胞から多く放出されます。発見されたのは1996年と比較的新しい活性物質です。よく”脂肪毒”といわれるもので、断食はこれらの〝毒声を脂肪から放出させるのです。潜んでいた病原体も出てきます。脂肪の中にウイルスや病原菌がいっぱい潜んでいますから。さらに、加えて有害なサイトカイン類もいっばい出てくるのです」(鶴見医師)
「脂肪毒」として次の3つの脂肪サイトカイン分泌と病気の因果関係も知られています。
 ①TNFアルファ‥糖尿病になりやすい。 ②アンギオーテンシノーゲン‥高血圧になる。 ④パイワン‥血栓ができる。
「このように有害なアデイポ・サイトカインという物質は、ほとんど脂肪細胞から出現している。それが完全にわかったのは2000年をすぎてからです」 (鶴見医師)
㊥3日目に一番きつい好転反応が出る
「断食で脂肪細胞を取る。3日ではまさに悪いものがなだれ落ちている序章。そのときはいちばん症状がきつい。毒素細胞が全部、渦になって小便やら大便に出ている。この過程は毒物ですから炎症がものすごく起こつている。吐き気、頭痛がする。かえって悪くなっているように見える時期です」 (鶴見医師)
いわゆる好転反応です。それを乗り越えなければならない。では保健所や病院などは、これらを完全に黙殺しているのは、なぜでしょう。彼らは好転反応の意味がわからず、断食の”副作用″としかとらえない。
 鶴見医師は、ここで怒りの声を上げる。
「……大バカヤローの管理栄養士や保健師がよく言う。『一日食べなかったら低血糖症になって、大変なことになるわよ!』 『ブドウ糖を入れなさい』というのが多い。ところが、脂肪エネルギーのケトン体など、何も知らない。人間は水しか飲まなくてもケトン体が脳のエネルギー源になってる。そこを何も勉強していないバカヤロー『ブドウ糖だけしかエネルギー源にならない』と思っている。だから、そんなことを言う」
栄養学のプロがケトン体を知らないとは信じがたい。今や普通の人でもマスメディアなどで耳にするというのに。。。
「勉強していない。ケトン体がどこから出ているかも知らない。世の中の一番ワルは管理栄養士と保健師と医者だ。医者も全然知りませんね」(鶴見医師)

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