栄養学をまずは疑え!”食べまちがい”の元凶、フォイト栄養学の大罪
<h3>栄養といってもこんな取り方いいのか?「2・5倍肉を食え!」狂気の栄養学とは</h3>
いつから人類は、誤った食事の道を選んでしまったのでしょう?
これら〝食べまちがい″ の最大原因は、近代栄養学にあります。そのルーツは、ドイツのフォイト栄養学にたどりつきます。ミュンヘン大学(生理学)に45年も君臨したカール・Ⅴ・フォイト博士。彼は成人一日当たり必要タンパク量は48グラムと知っていながら、約2.5倍も膨らまして「118グラムとれ!」とドイツ国民に命じたのです。
フォイトの栄養学”理論″は、今からみると天地を揺るがす内容です。彼はこう公言しています。「もっとも優れた栄養素は、タンパク質である。炭水化物は栄養価が乏しいのでとるべきでない」。さらに仰天は「タンパク質でもっとも優れているのは動物タンパクの〝肉”である。植物タンパクは劣等である」。つまり「肉こそ最高の栄養源である」と肉食を礼賛したのです。
彼の唱えた「タンパク質をとれ!」とは「肉を食え!」と同義だったのです。それも必要量の2.5倍も食え!とドイツ国民に勧告しました。彼は平然とこう言い放っています。「良い物は、摂り過ぎるということはない。」これが同栄養学の骨子です。呆れてものが言えません。その”栄養学の父″は「過ぎたるは及ばざるがごとし」という警句すら無知だったのです。
<h3>栄養学の大罪の背後には食肉産業と軍隊との癒着が潜んでいた</h3>
当時のドイツは医学、生理学、栄養学では欧州の中心にありました。その中枢に位置していたのがミュンヘン大学だったのです。つまりフォイト栄養学はヨーロッパ全体の栄養学として確立していきました。フォイト教授の”鶴の一声″は欧州全土の国々の栄養政策をも左右したのです。そこで教授は必要量の2.5倍も「肉を食え!」と叫び煽った。
その背後に欧州の強大な食肉業界が控えていたことは、まちがいありません。この”栄養学の父″の一声で、食肉の売上げは確実に2.5倍になるからです。つまりはこの食肉産業が、”栄養学の首領(ドン)″を操ったのです。癒着は、それだけではありません。軍部にとっても〝肉食礼賛″の栄養学は都合がよかったのです。肉食と菜食を比較すると動物実験でも、以下のことが確認されています。
①成育性…………肉食は身体を大きくします。大きな体格は兵士として有利です。②攻撃性…………肉食は菜食に比べて体質を酸性化(アシドーシス)させます。そうなるとイライラして攻撃的になります。凶暴で残忍になる。それは、兵士としてはまさに”理想的”です。③瞬発性…………攻撃的になるとは、すなわち瞬発力が高まるということです。これも兵士には必須条件です。
よって、ドイツ軍部はフォイト教授を栄養学の顧問として重用したのです。そして、明治政府は、この”栄養学の父″を日本に招待して、その指導を仰いでいるのです。だから、明治以降の日本の栄養学も”フォイト栄養学″一色に染まってしまいました。つまりは肉食、動物食礼賛、さらに炭水化物の謙遜そのものです。
<h3>栄養学の大失敗!カロリー理論の致命的間違い</h3>
フォイト栄養学にも、もう一つ大きな誤りがあります。それが、カロリー理論です。フォイトは人間のエネルギー源は、カロリーである、と考えました。そして、それが酸化して発生する熱エネルギーこそが、生命エネルギーの源だと信じたのです。
つまりは、釜(ボイラー) で石炭を燃やすのと、まったく同じ発想です。食べた物が体内で”燃えた″とき発生するエネルギーをカロリーとして算出して必要熱量としたのです。いまだに栄養学ではカロリー、カロリーとうるさくいいます。このカロリー至上主義は、肉食礼賛と並ぶフォイト栄養学の二大失敗といえます。 カロリー主義は、とっくの昔に破綻しています。 森美智代さんは約20年間、一日青汁一杯で生きていることで有名です。その一日の摂取カロリーは約50キロカロリーです。フォイトは最低限の一日必要摂取カロリーを約1200キロカロリーとしています。寝ていてもこれだけカロリーを摂らないと、最後は餓死してしまう、と断言したのです。しかし、森さんはたった24分の1で20年も健康で生きています。ガリガリにやせているわけでもありません。お顔はふっくらとして笑顔が素敵な方です。そんな森さんのように少食で、元気で生きている人は、実は数えきれないほどいます。最近ファスティング(断食)が見直されています。20日どころか40日間以上のファスティングでも、逆に心身壮健になる人も多い。フォイトのカロリー理論では、とっくに”餓死”しているはずです。それが、逆にピンピン健康になっているのです。
人類には、少なくとも4段階のエネルギー供給システムが備わっていると考えられています。
①1段階…………酸化エネルギー系(カロリー理論の根拠) ②2段階…………解糖エネルギー系(酸素不要、糖分解による) ③3段階…………核エネルギー系(元素転換、たとえばカリウム40がカルシウムに) ④4段階…………宇宙エネルギー系(生命小体ソマチッド経絡で増殖)
①②③はすでに医学的・科学的に立証されています。④は、自然医学界の重鎮、森下敬一博士が提唱されています。世界各地で、まったく食べずに長寿を保っている人の記録・報告が多数あります。その謎を解くのが、この第四の「生命の法則」なのです。ヨガは「宇宙の気(プラーナ)が生命の源である」と断言しています。それが真理であることが立証されるのも時間の問題でしょう。
<h3>栄養学も医学もコッケイな〝狂育″</h3>
エセ栄養学者フォイトには、忠実な弟子たちがいました。その一人、アトウォーターはファイトのラボにボスドクとして留学後アメリカに帰国し、師の教えを伝道したのです。
彼はアメリカ農務省に働きかけ、国立農業試験場を設立させ、みずから初代の所長に就任しています。そして「アメリカ人は一日126グラム、タンパク質(肉)を摂取せよ」と推薦をいただいているのです。師匠の教えより、さらに”「8g」増量″しています。これらが近代栄養学として学生たちの頭に叩き込まれ、アメリカ人の”常識″と化していったのです。
それらは欧米の植民地政策に乗って、たちまち全世界に広まり、ついには現代人の”常識”となってしまったのです。日本人でも肉など動物タンパクは優良タンパク質だと信じきっている人は、じつに多い。それも無理はありません。世界中の人類が、こうして”洗脳〟されたわけですから……。後世の学者はフォイト栄養学を痛烈にこう批判しています。
「フォイト栄養学は、科学的、医学的、統計的な検証を一切、経ていない。強いて言うなら、それはフォイトの空想にすぎない」別の言い方をすれば、それは”妄想″です。一学者の”妄想″が、近代を経て”現代栄養学″の中枢にいまだ居座っているのです。現代ですら、大学の栄養学で教えるのは、なんと根本的に誤っている”フォイト栄養学″なのです。これは、もはや教育ではなく〝狂育″です。医学と同じく、栄養学もまた悪魔的にコッケイな”狂育″ に支配されているのです。
近年、フォイト栄養学は、根底から覆されています。「動物タンパクこそが史上最悪の発ガン物質である」……という驚情事実も証明されています。(「チャイナ・スタディ」 コリン・キャンベル他、第4章で詳述)。
さらに、長寿遺伝子(第4章で詳述)が発見され、それは「カロリー制限によって発現する」という新事実も立証されています。こうして現代栄養学は、現代医学同様に、音を立てて大崩壊しているのです。最新の科学が、ついにはー最古の智慧ーヨガの教訓を見事に証明したのです。
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