酵素断食の進め方
㊥梅干しと大根おろし、ニンジン
鶴見式酵素断食のやり方です。
「まず、最初のファスティングは、水と梅干しだけを4日か5日やってもらい、次に水と梅干しとおろし(大根、ニンジン)を1週間くらい。次にフルーツと野菜の低速ジューサーの汁と滓。それと梅干し。これは、必ず入れます。昼は抜く。それを10日くらいやります。これで21日です」 (鶴見医師)
梅干し、大根、ニンジンなど、おなじみの食べ物が活躍するのです。身の回りの当たり前の食材が酵素補給源となるのです。
「こうすると、かなり効きます。やっぱり、このぐらいやらないと無理ですね。その後、普通の生活をしてもらい、もう一度、同じコースをやります。そういうふうにして、何度も何度も繰り返さないと、とくにガンというのは抜けない」 (鶴見医師)
3日以上の断食は、専門家の指導の下に行なうのが賢明です。しかし、自宅でできる鶴見式・酵素断食コースもあります。まずはトライしてみましょう。
㊥自宅で行なう酵素断食の目安
次のようなコースがあります。
▼半日コース‥前日の夜7~8時までに食事をとります。翌日の昼まで食事をとらない。これは朝食を一回抜くだけという超プチ断食です。16~18時間の断食ですが、胃腸が休まり、消化酵素の消費が抑えられます。このプチ断食の間にとるのは水だけです。
「体の調子が思わしくない。少し、内臓が重い。そんなときには、この半日断食を行なってください。体がリセットされ、スッキリします。少し体調が気になったときに即、実行してください」 (鶴見医師)
▼一日コース‥朝・昼・晩と基本は梅干し1個ずつです。体のエネルギーになり、疲労も回復するクエン酸が豊富な梅干しを毎食とるコースです。
「朝は亜麻仁抽を大さじ1杯、夜は大根おろし(5センチ) にキュウリ、セロリを1本ずつ食べます。塩や味噌をつけて食べてもかまいません。疲れた胃腸も24時間の断食で休まり、体内の毒素もしっかり排出できます。行なう目安としては、月に2度ほどです」(鶴見医師)
▼二日コース‥基本は一日コースと同じです。それを二日続けで行なうのです。
「野菜のすりおろし(大根5センチ、しようが3センチ、にんじん3分の1など)にドレッシング(しょうゆ少々、黒酢少々、亜麻仁抽を大さじ1杯、羅漢果[ウリ科のつる植物]顆粒[小さじ1杯]をかけたもの)や、バナナ1本、りんご半分などの果物1種類を、コースのどこかの食事に加えてもいいでしょう」 (鶴見医師)
▼二日半コース‥金曜の夜から月曜の朝まで、週末をまるまる利用してチャレンジしてみませんか?
「体の毒素がしっかり排出されることが実感できるはずです。思い切って実行してみる価値はあります。一日に、コップ10杯以上、質の良い水を飲みましょう。実施目標は、月に1回です」 (鶴見医師)
「断食はガンも治す」と断言する鶴見医師の理論は大げさでもなんでもないことがおわかりいただけたでしょう。現に「1500人の断食体験者にガン患者は一人もいなかった」という、ある断食道場の調査結果もそれを証明します。鶴見式の酵素断食は野菜のすりおろしやジュース、梅干しなどを補いながら行なうので、それだけ負担なく、高いファスティング効果を得ることができます。ここで注意するのは、野菜もできるだけ無農薬などのオーガニックなものを選ぶことです。
また、梅干しも無添加が鉄則です。着色料入りなどは論外ですね まずは一日コースからトライすることをおすすめします。身体が軽く快調になるのに驚かれることでしょう。
▼問い合わせ‥鶴見クリニック ℡03・3553・7710
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