[tochu]ファスティングを試してみよう~まずは自分にあったものから~

<h3>断食の治療効果はもはや常識</h3>
 ファスティング(断食)で病気が治る。これは、もはや常識です。この真理を知らない医者は、もはや医者とはいえません。ファスティング効果を否定する医者がいたら、即座に席を立ち、その病院には二度と行ってはいけません。ファスティング (fasting)を人類は古くから行なってきました。

ファスティング(断食)にもいろいろあります。自分にあった方法で無理なく気楽に

英語で朝食(breakfast)の語源は、断食(fast)を終える(break)の意味です。日本でも江戸時代までは一日二食が普通でした。それが、明治以降から三食になったというのは、カロリー至上主義のフォイト栄養学が輸入されたからです。そこには、過食、飽食で痛人を大量生産するという製薬資本などの思惑があったのです。「現代医学の神は”死神″である」「医療の9割が地上から消えれば、人類は健康で幸福で長寿になる」。これはアメリカの良心の医師と称えられるロバート・メンデルソンの言葉です。(『医者が患者をだますとき』 PHP文庫)現代医療とは一方で病人を大量生産し、他方で病人を大量殺我しているのです。その日のくらむ悪魔性に、気づくべきです。(拙著『病院で殺される』参照)
<h3>ファスティング(断食)にもいろいろあります。自分にあった方法で無理なく気楽に</h3>
わたしの師匠の船瀬先生はは1週間の「半断食コース」を体験したことがあります。これは玄米正食普及で有名な蒼玄グループ(㈱蒼玄、℡042・668・8977)が指導しています。ゲルマニウム温浴によるデトックスも併せて行ないます。ぬるめのお湯に両足、両手を浸しているだけで驚くほどの汗が出ます。一日に食べるのは玄米おにぎり1個だけ。空腹は平気でしたが、1週間の禁酒のほうが大変でした。体重は70キロから引き締まって68キロに。身体も軽く快調になりました。
断食にもいろいろあります。
▼プチ断食(半日断食)…………朝食を抜く。ただそれだけ。もっともかんたんです。そして、効果は高い。甲田医師も推奨しています。これは、一生続けられる少食健康法です。▼一日一食…………これは、わたしの師匠の船瀬先生のライフスタイル。じつに快調です。最近、一日一食主義の人が増えています。なんと、ビートたけしさんも一日一食だそうです。わたしは、無理はしない。友人たちとの旅行などでは三食いただきます。ただし、食べると体が重くなりますね。「一日一食なら、いつ食べるの?」。よく聞かれます。答えは、「お腹が減ったとき」です。ただし、空腹を2~3時間”楽しむ″ ことが大切です。「空腹感こそ最良の〝栄養源”だからです。だから、食事はいやでも夕刻になります。ただし寝る2時間前からは食べないほうがいいでしょう。お腹にもたれ安眠が阻害されます。▼三日断食…………本書では、これを中心に勧めています。これなら、自宅でもできます。▼七日断食…………自宅でも可能ですが、意志が弱いと復食のとき食べ過ぎるなど”事故″が起きる場合もあります。専門家の指導の下でやることがのぞましい。

▼20日断食…………これは、かつての断食療法では通常期間だったのですが、現代人は体力が落ちているので2週間ほどにしているようです。▼水断食(本断食)…………もっとも古典的な方法。水分と塩分の補給のみで行なうものです。7日でも管理者の下で行なうほうが安心。▼野菜ジュース断食…………野菜や酵素ジュースなどを摂りながら行ないます。それだけ身体も楽です。▼酵素断食…………生体に必要な酵素のみ補給しつつ行ないます。これは、水断食より、もっとも効果的と指示する医師も多い (第3章参照)。
いずれのファスティングにしても大切なことは、心がまえです。不安感や恐怖感を抱いて、行なってはいけません。それは、マイナスの効果のみ与えるからです。「これで、健康になれる」。「スリムになれる」。そうポジティブに考えて、わくわくしながら始める。それが大切です。また、断食中に不安感などに襲われたら、そこで中止するのが賢明です。

復食期間は2倍、指導者の下で行なう

断食(ファスティング)で、重要なのは、実は「断食」期間中ではなく「復食」期間なのです。なるほど、万病を治す妙法です。しかし、それだけに危険もともなうことを理解しておくことです。事故は「復食」期間中に起こりがちです。
 わたしの師匠の船瀬先生も29歳のとき、3日間、自宅で完全な「水断食」を実践したことがあります。当時からヨガを学んでおり、指導者の方からすすめられたのです。断食でいちばん苦しいのは3日目と聞いていたので、それを体験してみようと思ったのです。なるほど3日目になると、本当にお腹が減ります。3日目は一晩中お腹が空いて眠れません。あまりの空腹に夜中に起きて水を飲むと、胃袋が大喜びしているのがわかります。食べ物と勘ちがいしているのですね。やがて、ただの水とわかって胃が切なげにキューッと鳴くのです。
お腹のムシが鳴く、というのを実際に体験しました。だけど、3日目を境にこの空腹感も不思議に落ち着いてきます。頭が澄み切ってきて、不思議なほど記憶力が高まる……などの現象が現れてきます。体も軽くなります。そして、宿便が出て、ますます快調になっていくのです。しかし、なかには嘔吐や下痢などの「好転反応」が出る人もいます。これは、身体が回復期に現れる特異な症状です。たまって

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