商品が1つでも思いついたら、今度はそれを充実させていく方法を考えましょう。商品を充実させるには、2つの方向性があります。
【商品を充実させるヒント】
①商品の種類を増やす ・商品を組み合わせる ・商品を分割する
②すでにある商品を深掘りする商品を充実させる1つの方向性は、「商品の種類を増やすこと」です。お客さんにとっては、1つしか商品かないお店より、たくさんの品ぞろえかある店のほうが楽しいので、売れる確率が高くなるのです。まず、自分にいくつ商品があるのか、リストアップしてみましょう。このとき、面倒がらず、「販売できる可能件のあるもの」をすべて書き出してみることが大事です。そうして、2つ以上の商品を組み合わせることで、また新しい商品を生み出すことができます。
すぐにできるのが、「全部セット」。すべての商品を「まるごとパック」にしたものがあってもいいのです。名称は、「完全プレミアムパック」「パーフェクトコース」「ゴールデンセット」「プラチナ・〇〇」「00フルパッケージ」などなど、ピンとくるものをつければいいでしょう。
さらに、手っ取り早くできるのが、「コンビネーション商品」です。たとえば、自分で録音した自然の環境音楽(川のせせらぎや野鳥のさえずりなど)の音声データが、売り物の1つだったとしましょう。そして、別の商品として、アロマオイルを販売していたとします。すると、この2つを組み合わせた新商品をすぐに誕生させることができます。
「こちらの環境ミュージックを聴くときは、このアロマオイルの香りをお部屋に漂わせて、リラックス空間を作ってください」といった具合に2つを組み合わせて、「ヒーリングパック」として売り出すことができます。
組み合わせれば、商品がどんどん増えるのです。新たな商品を作ることなく、すぐに新商品としてラインナップに加えることができますし、商品の価格もアップします。一方、商品を分割することで、商品の種類を増やすこともできます。たとえば、あなたが何かに関する分厚い解説書を作って、「1冊・5000円」という価格をつけていたとします。ところが、なかなか売れません。そんなときは、バラ売りして「1章・800円」に設定すると、購入のハードルはぐ~んと下がります。
マグロをまるごと1本売るよりも、切り身のほうが、、主婦には買ってもらいやすいですよね。それと同じです。ただし、ここで終わってはいけません。
「バラで買うと10章・8000円ですが、まるごと買うと1冊・5000円。だから3000円もおトクですよ」
とひと言添えれば、「1冊・5000円」 の商品のほうの販売促進にもつながり、商品を充実させるもう1つの方向性は、「すでにある商品を深掘りすること」 です。 新しい商品をゼロから作るのは、大変なエネルギーがいります。すでにある商品をブラッシュアップするほうが、グ~ンとラクなのです。作った商品を見直すということをやらない人がとても多いのですが、実はとてももったいないことです。
たとえば、500円で販売している小冊子があったとしましょう。それに図版を入れたりイラストを挿入したり、あるいは参考になる動画のリンクを書き足したり、オススメの関連書籍を紹介したりすることで、内容がより充実します。今までよりたくさん売れるだけでなく、価格そのものも上げられるかもしれません。ご自身の商品を充実させたい人はぜひ、これらの方法をやりやすいものから試してみてください。
商品の種類を増やし、深掘りしよう。
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