動物タンパクこそ史上最悪の発ガン物質だった

㊨グランプリ研究「チャイナ・スタディ」「マクガバン報告」に続く、衝撃の栄養調査リポートがあります。 それが「チャイナ・スタディ」です。それは米国と中国、英国の政府共同で行なわれた国際的な健康調査報告です。1983年にスタート。その計画は「チャイナ・プロジェクト」と命名され、多くの研究機関が参加しました。米英側からコーネル大、オックスフォード大が参加。中国側からは中国衛生部・中国医療科学研究院が参加しました。 これは、まさに「マクガバン報告」以来の大規模な「栄養と健康」調査となりました。 研究は10年ほど続き、「疫学調査のグランプリ」と「ニューヨークタイムズ」紙は激賞したほどです。ここでも栄養と病気の関連で衝撃事実が、次々と明らかにされたのです。 たとえば、アメリカ男性の心臓マヒ死亡率は、中国男性の17倍にも達していました。 まさに驚博の大差です。「マクガバン報告」が指摘したク文明国″ の誤った食事が元凶だったのです。その最大原因は肉食です。さらに、砂糖や脂肪たっぷりの食事も心臓発作を多発させているのです。さらに、アメリカ女性の乳ガン死亡率は中国女性の5倍でした。これも、まさに〝5高食″が原因であることはいうまでもありません。ここでもク後進国″と見下してきた中国の伝統食のほうが、はるかにヘルシーであることが証明されたのです。㊥動物タンパク20%でガン∥倍 さらに研究を指揮したコーネル大の栄養学者コリン・キャンベル教授は「動物タンパク質こそが、史上最悪の発ガン物質だった」という事実に到達します。博士自身が「最初は到底信じられなかった」と述懐しているほど、ショッキングな結果でした。 ネズミの動物実験で、全摂取カロリーに占めるタンパク質の割合を10%から20%にしただけで、ガンが11倍と爆発的に増加したのです。さらに、強力な発ガン物質として知られるアフラトキシンを投与したネズミを5%のタンパク質のエサで飼育するとガン病変は不変でした。 ところが、割合を20%にすると、ガンは約20倍と爆発的に増大したのです。 ここで用いられた動物タンパクは牛乳カゼインでした。「20%タンパク質のネズミは実験終了時にはすべて肝臓ガンで死ぬか、あるいは死にかけていた」「5%タンパク質のネズミは、全匹、毛並みに光沢があり活発に動きまわっていた」「スコアとして100対0。これは、こうした研究では絶対に見られない現象だ」(キャンベル教授) 植物タンパクの小麦グルテンで比較実験をしてみると発ガン率は8分の1でした。 つまり動物タンパク質の発ガン性は、植物タンパクの8倍。そして、動物タンパク質の割合を6%、14%……と増やしていくほど発ガン率も比例して急増するのです。 キャンベル博士は、これらの結果に困惑し、何度も実験を重ねました。 しかし、結果は同じだったのです。「肉、卵、牛乳などの動物タンパクは、史上最悪の発ガン物質だった……」これが、博士の下した結論です。㊥低タンパク食はガンを4割近く減らす さらに博士らは、高タンパクのエサを、低タンパクに替えるだけでガンは抑制されることを発見します。「高タンパク食ネズミより腫瘍成長は35~40%も減少した」 (同博士)。 それは、低タンパク食は「ガン治療に35~40%」もの効果があることを証明します。 これは半断食などがガン治療に効果をあげることの証明でもあります。 逆に 「低タンパク食から高タンパク食に替えたネズミは腫瘍成長が再開した」 (同博士)。 このことから博士は、こう結論づけています。「栄養摂取の操作で、ガン進行をクオン″ にしたりクオフ″ にしたりすることが可能である」

つまり低タンパク食にすれば、ガン進行はクオフ″ になる。 あらゆるファスティング療法は、低タンパクを原則としている。とくに、動物タンパクは厳禁です。それは、まさにキャンベル博士の実験で証明されたのです。「動物が、タンパク質の必要量を満たし、その量を超えたとき、病気が始まる」 (同博士)

これは「栄養はいくらとっても害はない」と暴論を吐いたフォイト栄養学への痛烈な批判です。㊥動物タンパク・牛乳神話の崩壊「牛乳カゼインを投与されたネズミは肝臓ガンを劇的に促進する」(キャンベル博士)「牛乳を飲む女性ほど乳ガンになりやすい」 (イリノイ大学医療センター) あなたはこれらの実験で牛乳が強烈な発ガン物質となることに衝撃を受けたはずです。 まさに、動物タンパク信仰、牛乳神話の崩壊です。「ところが、アメリカでは総カロリーの15~16%はタンパク質で、うち80%が動物タンパク質。これに対しで中国は9~10%がタンパク質で、その内わずか10分の1が動物タンパク質にすぎない」 (「チャイナ・プロジェクト」調査) 日本でも肉、牛乳、卵など動物タンパク信仰は根強い。 明治以来、フォイトの偽栄養学でク洗脳″され続けてきたからです。 ここまで読んでも信じがたい思いで、頭が混乱している方もいるでしょう。 それだけマインドコントロールは根強いのです。これら実験結果に、まずもっとも困惑したのはキャンベル博士自身でした。自分が学び、大学で教えてきた栄養学とは、莫逆の結論だったからです。㊥栄養と健康の2大バイブル キャンベル博士は、これら衝撃的な学問的発見を本にまとめることを決意します。 ところがプロジェクトに参加した同僚学者たちは、その社会的影響を恐れてすべて協力を拒みました。共同執筆者として名乗りをあげたのは、やはり医学を学ぶご子息だったのです。学者でも真実を発表することは、いかに勇気がいることかを痛感します。著書は 『チャイナ・スタディ』 として発刊され、大反響をアメリカ社会に巻き起こしています。とりわけ、クリントン元大統領が内容を絶賛したことで約100万部のミリオンセラーとなっているそうです。邦訳は『葬られた「第二のマクガバン報告」』 (上中下、グスコー出版)として発刊されています。 何を食べたらいけないの? 何を食べたらいいの? 情報の多さに、あなたは首をひねっているはずです。 まず、「マクガバン報告」と 『チャイナ・スタディ』を2大バイブルとすべきです。 これらの研究をくつがえす反論は皆無です。

だから、日本の新聞やテレビなどマスコミ、さらに医学界、栄養学界は、こぞってこの2大リポートを黙殺するのです。 そして、いまだにテレビなどは「美味しい焼き肉グルメ」とか「スイーツの美味しい店」などの〝洗脳″番組を垂れ流し続けています。その背後には、食品の売上げ増や病人の大量生産をもくろむ巨大駁食糧マフィア、医療マフィアが潜んでいることに気づくべきです。

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