アベノミクス大崩壊が始まった。「ドアホノミクス……!」浜矩子教授(同志社大大学院ビジネス研究科)は、こう断じる。まさに一刀両断。痛快である。じつに同感である。浜教授は、当初からアベノミクスを真っ向から批判してきた。「煙と鏡で目くらましの安手の手品」。その安直な手口に日本中が引っ掛かった。その罪は安っぽい手品を奇跡のごとく煽ったマスコミや経済学界にもある。
そして…………
アベノミクスは、見事に大失敗した。その決定的証拠が、貿易収支13兆7488億円(2013年度) の空前の大赤字だ。前年度比で5兆円増。安倍政権になって赤字幅は拡大の一途だ。不思議に思わないか?アベノミクスのシナリオは次のとおり。
異次元金融嬢和で円安誘導し、輸出促進し、黒字拡大で、景気回復させる。しかし、現実は、まったく真逆に転落だ。目のくらむ貿易赤字。それは年々拡大していく。出血多量は止まらない。国富はドンドン失われていく。日本はドンドン貧しくなる。「強い日本を取り戻す!」。金切り声で安倍首相は登場した。しかし、現実は「弱い日本を取り戻した」だけだ。この一事をしてもアベノミクス大失敗の証明である。安倍首相は、責任を取って即刻退陣すべきである。
しかし、奇々怪々なことに、日銀、黒田総裁も「目標に向かって順調に進んでいる」と胸を張る(日銀『展望レポート』2014/4/30)。消費増税で物価は3%も上がり、賃金は据え置き、目減り。物価は上がる。賃金は下がる。これで「景気は良くなる」と首相は断言する。日銀は「順調」と自慢する。じつに世界でも不思議なクニだ。
物価が上がる。賃金は下がる。であれば確実に景気は下がる。それなのにアベノミクスは「景気は上向く」と言う。「太陽を西から昇らせる!」と大衆を騙すようなものだ。しかし、善男善女は期待のまなざしで、この指導者を見つめている。上から下まで、国民すべてがマインドコントロールに陥っている。大戦中と同じだ。マスコミは大本営発表と化し、学界は御用学者の巣窟と化した。そして、ただ「勝った! 勝った!」と曝し続ける。国民も熱に浮かされ「そうだ! そうだ!」と領く。いつか、きっと神風が吹く……。つくづく日本人の本性は変わらない。私はブログでアベノミクス大失敗の10大原因を上げた。目を覚まして欲しい。
(1)インフレターゲット(物価は上がる、景気は下がる)(2)異次元緩和(バブル崩壊、賃金暴落)(3)株高演出(金融緩和、外資食い逃げ)(4)建設国債(日銀買い取り、”戦時国債″)(5)円安誘導(輸入インフレ、貿易赤字)(6)国民総”洗脳″(メディアで煽ったツケ)(7)靖国参拝、経済惨敗(冷え込む対米中韓関係)(8)消費増税、地獄行き(首吊りの足を引っ張る)(9)五輪幻想(〝大衆洗脳”破綻の引金)(10)地震恐慌(防災無視、不安拡大)
これらは、すべて的中している。しかし、警告だけではない。以下、アベノミクス崩壊を乗り切るサバイバル術も提示した。
▼第3章‥ピンチをチャンスに!「緑の技術」で∨字回復
「火の文明」から「緑の文明」ヘ…………パラダイムシフトこそビジネス・チャンス。自然エネルギーなど 「線の技術」(GT)こそ活路を拓く。また来る巨大地震・津波対策こそビジネス・チャンスだ。海岸都市から森林都市へ。新しい国造りを目指すべきだ。
▼第4章‥医療費ゼロー・ヘルシーライフで金いらず
アベノミクス崩壊を生き抜く個人のサバイバルの知恵だ。私の実践例をあげる。検査は受けない、クスリは飲まない、病院に行かない。非常識が実は真理に満ちた常識なのである。
▼第5章‥食い改めよ、休もサイフも楽になる
たとえば一日一食、医者いらず。食べて良い物、悪い物。カネをかけず、知恵をかける食生活のすすめ。
▼第6章‥お力ネをかけずに本物の住まいを!
ハウスメーカー、建て売りは買うな。コンクリート住宅は早死にする。坪40万円台で200年状態は可能だ。
目からウロコの連続かもしれない。”洗脳″はアベノミクスだけではない。「医・食・住」……日常茶飯に至るまで我々は目に見えない大きな力によって支配されてきた。その事実に目覚める。そこから、あなたと家族を救う一歩が始まる。
まずは、マスコミと教育(狂育) の呪縛から自らを解き放つべきだ。そして、新たな「線の世紀」を創造していこう。ブログのテーマはサバイバルである。同時に、創造の手引書でもある。
そこで、これからいくつかのカテゴリーで世界恐慌でこれからの生活ですべきことをまとめていこうと思います。まずはマインドとも言える”習慣”から見直していこうと思います。
お楽しみに。
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