潜在意識を活性化している人は自分で自分に、無条件の「ありがとう」を言う習慣をもっている

潜在意識を活性化している人がやっている行動習慣としてどんな感謝をしているのかをみているのですが、親? 恋人? 友人? 神さま? 感謝できる対象が多い人ほど幸せなのは間違いありませんが、でも「自分に対する感謝」が抜けていてはいけません。

潜在意識に問いかめて観ます。感謝っていったい誰に対してするのでしょうか。

 誰に感謝するよりも、まず感謝すべきは自分に対してなのです。考えてもみてください。自分の存在に感謝できない人が、他の人に心から感謝するなんて
できるはずもありません。

 先に述べたボランティアの若者にしても、ランス・アームストロングにしても、自分の今の幸せに感謝しているのです。それが結果的に他の人も幸せにで
きるから、そこに「ありがとうの応援合戦」が生まれます。日本には昔から「犠牲」を讃美する精神があり、なかなか「自分のために」といいにくい風潮があります。

「私が不幸になっても、子どもが幸せになるならそれでいい」
「会社で僕さえ我慢していれば、まるくおさまるんだ!」

 でも、これは絶対におかしい。お母さんが不幸で幸せな子どもなどいませんし、誰か一人が我慢して、他の人が喜んでいる会社に未来はありません。私た
ち人間は、自分の幸せと、まわりの人の幸せの両方を考えながら生きていく存在なのです。

「自分はどうなってもいい」

 という考えは、一見、慎ましやかなようで、じつはとても倣慢なのです。

「私が幸せにならなければ、まわりの人も幸せになれないんだ」

 ということを忘れてはいけないのです。ただ、勘違いしてほしくないのは、

潜在意識で大切なのは、自分に感謝することと、自分で自分を褒めるということは行動習慣から観て違います。

「よく頑張ったね」

 こうして自分を褒めるとき、そこには「褒めてあげる自分」と「褒められる自分」が存在します。つまり自分のなかに上下関係をつくつてしまっているの
です。そうではなくて、

「頑張った自分にもありがとう」
「頑張らなかった自分にもありがとう」

 無条件に自分にありがとうをいっていいのです。良いとか悪いとかジャッジをしないで、ありのままの自分に感謝しましょう。

 健康なあなたもすごいし、風邪をひいたあなたもすごい。そのどちらにも感謝することが重要です。

 風邪をひくと鼻水も出るし、喉は痛いし、頭までぼーつとして不快ですよね。さらに風邪の後半になるとせきが止まらなくなります。よく眠れないし、
エネルギーを使ってくたくたになります。でも、それらは全部、悪いものを自分の体のなかから出して浄化してあげようという身体さんの素晴らしい働きによるものです。

 鼻水にもありがとう。
 せきにもありがとう。

 そして、せきをしている自分にもありがとうなのです。

「自分に感謝をしてあげたいけれど、そんな自信が持てない」

 こんな気持ちになってしまう人は、きっと真面目な人なのですが、どこかで自分を決めつけているのです。一つ、大切なことを覚えておいてください。それは、

潜在意識を活性化してる人は「自分が自由であることの本質は、変化にある」という行動習慣をもっています。

 ということです。いかにもあなたらしい行動を繰り返すことが、あなたがあなたであるということではありません。

「あの人は、いつもきちんとスーツを着ているね」

 こういわれている自分でいることが、あなたらしいことではありません。
 逆に、短パンをはいたり作務衣を着たり、どんどん変化していくことこそ、あなたがあなたであるということなのです。

 変化がなければ、すべてがよどんでいきます。赤血球は120日で新しくなりますが、もしこの変化がストップしたら、血液も体液もめぐらなくなり生命
を維持することはできません。あなたは、自分をどんどん変化させることによってあなたでいることができるのです。

 自由の本質は変化です。休日もネクタイをしていなければ落ち着かないワーカホリックなビジネスマンや、一年中ジャージで過ごす無気力なニートなど、行き詰まっていく人はみんなワンパターン。

「クローゼットを見ると、その人がわかる」

とよくいいますが、あなたのクローゼットはいかがですか? 同じような服が並んでいることが多いのではないでしょうか?

「私は、こういう服が似合うタイプだから」
「僕は、紺とか落ち着いた色でないと似合わないから」

 こんなふうに、自分で決めつけていませんか?

せめて、休日には、いままで考えてもみなかったような服を着てみましょう。
真っ赤なTシャツ、破れたジーンズ、和服や作務衣……。男性だったらネックレスにチャレンジしてもいいですね。仕事の都合で髪を染めることができない女性なら、休日に金髪のカツラをかぶったっていいんです。

「あれ、案外、似合うじやない」
「こういうのも意外と楽しいかも」

 それが本当のあなたらしさなのです。そして、そんな変化を許せた自分に、すかさずありがとうをいってください。

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