潜在意識を活性化して行動しているあの人の名言から見る習慣

「伝先生、ケチと倹約って、どう違うんですか?」

今日はちょっと切り口を変えてみようと思います。

潜在意識を活性化して行動しているはどんなことをしているのか。ある人の名言からみてみる

近畿地方に講演に行ったときに、集まってくださった聴衆の中のお一人が、手をあげて、大きな声で質問をしてくれました。年配の男性でした。きっと、普段から疑問に思われていたのでしょう。

私は、そのご質問に対して、大きなホワイトボードに次のように書きました。

「道徳なき経済は罪悪である。経済なき道徳は○○である」

そうして、拙けて、次のような質問をしました。

「私が尊敬するある人物が、このような名言を残しています。さて、○○の中に入る言葉(漢字2文字)は、いったいなんでしょうか?」

皆さんは、なんだと思いますか?

答えは、「寝言」です。

潜在意識をついたみごとなまでのメッセージです。その源になる行動習慣の真髄はここにあります

いったい、この経営者は、誰でしょうか?実は現代の人物ではなく、時代をさかのぼること遠く、江戸時代の人物なのです。彼の名は二宮尊徳、幼名を二宮金次郎といいます。

歴史の教科書にも登場していますし、小学校に銅像があったりして、ああ、あの薪を背中に背負って、歩きながら書物を読んでいる人だと思い出してくださった方も、多いのではないでしょうか?

二宮尊徳は14歳で父親を亡くし、16歳で母とも死別。その後、一家は離散。こんな不遇の生い立ちの中で、彼は、仕事をしながら同時に勉学をして、各地の貧しい農村を立ち直らせるという夢を次々と実現していった人物です。

彼が奨励したのは、ズバリ、「倹約」 です。

徹底した倹約で少しずつ貯蓄をし、蓄えた資金を運用するという手法です。日本で初めて、「金次郎ファンド」と呼んでいい融資システムを考え出して、関東エリア600もの村に融資するまでになりました。

江戸時代版のQCサークル(品質管理活動を自主的に行なう集団)を編み出したのも、彼の功績だそうです。

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